インターネットなネットワークを使って、いろいろなデバイスが繋がる、操作できるとおもしろいと思いませんか？この電光掲示板は、そんな遊びの第１弾です。下に示す図が、この電光掲示板に文字やらイメージを表示するための構成を表しています。デバイスがサーバを介して、IPで接続していることが分かると思います。この構成の利点は、たとえば、あるイメージを表示したいというクライアントは、電光掲示板の詳細な仕組みを知る必要がないということです。

この企画は、私の所属している東工大無線研の工大祭向けプロジェクトの一つとして遂行されました。私は、実際にLEDボードを制御する部分に手をだしたので、以下は、そんなハードウェアな側面からみたお話になっていることを御了承ください。

システム構成

プロトコル

バージョン番号

プロトコルのバージョンをあらわします。現在のバージョンは2です。

コマンド

0x00	read	指定する番地の値を読みだす
0x01	write	指定する番地に値を書きだす
0xfe	ack	コマンドの実行成功
0xff	nack	コマンドの実行不成功

シーケンス番号

送信する側はパケット毎にインクリメントした数を送付します。返送の際には、送信されてきたシーケンス番号をそのまま返します。

オフセット

データブロックで指定するアドレスのオフセットです。

データブロック

データブロックの数を代入します。

予約

現プロトコルでは単なるパディングです。0をいれることを推奨します。

アドレス

メモリの番地はここで指定します。電光掲示板の場合LEDの番地のことです。

長さ

この後につづくデータのバイト数です。

データ

データの実体。バイト列