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Cell BroadBand Engineで遊ぶ

[コンピュータ関連Tips]

CellSDK21

 シミュレータの起動

/opt/ibm/systemsim-cell/binにパスを通した状態で、 

/opt/ibm/systemsim-cell/run/cell/run_cmdline
/opt/ibm/systemsim-cell/run/cell/run_gui

で起動。コマンドライン版なら、プロンプトの"systemsim % "に続けて

systemsim % mysim go

でLinuxが起動してくる。

 プログラムのコンパイル

たとえば、

PPE

/opt/cell/bin/ppu-gcc -lspe ppe.c

SPE

/opt/cell/bin/spu-gcc spe.c

 実行

シミュレータに作成したバイナリイメージをアップロードして実行する。
なので、まずは、起動したシミュレータ上のプロンプトで

callthru source バイナリ > シミュレータ上でのファイル

として、バイナリを転送。
転送したバイナリは、すべて実行ビットを立てておいてメインなPPEバイナリを実行する。
SPEのバイナリも実行ビットを立てておかないと、spe_open_imageで失敗する


昔の話


IBMからCellプロセッサ(CBE)向けの開発キット群(以下CBE環境)が公開されました。
フルシステムシミュレーター、コンパイラ、ライブラリ、
SPU向けGNUの開発キット、Linuxカーネル拡張、サンプルプログラムがあります。

 インストール

Linuxのインストール

対象としているOSがFedoraCore4なので、おとなしくFedoraCore4をインストール。
CBE環境を使用する際には、ファイルイメージを
loopバックしてローカルにマウントしたりもするので、SELinuxを無効に。
また、CBE環境では、tkが使われているので、インストールしておきます。
私は、「開発者向けワークステーション」(だったかな?)とかを選択しました。

CBE環境

ここから必要なファイルをダウンロードします。
インストールは、

sh install.sh

で終了。ramdiskのところで、mountに失敗した場合は、
SELinuxが有効になっていないか確認してみましょう。

 動かしてみる

展開したディレクトリから

cd systemsim-cell-release/run/cell/linux/

と移動して、

mount -o loop sysroot_disk /mnt
../run_gui