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Diary/2008-9-2

大英帝国衰亡史

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世界の1/4を,人口の1/6を支配したという大英帝国が
滅亡するまでのプロセスについて述べられている本.
もちろん私が生まれたころには,米ソの二大大国時代だったので
大英帝国というムードに馴染はないが,何かイギリスには魅かれる.
史実や歴史研究家の文献が引用された小説ではない書ではあるが,
帝国形成時の政治的な局面での駆け引きにおける巧みな手法に心躍らされ,
また終焉に向かう中での葛藤や苦しみに同情してしまった.
あとアメリカの巧みさに対する嫉妬と憎みとか.
世界史はほとんど勉強してこなかったのだが,
様々な要素がからみあっていて面白いなあと今更ながら.
特に「なぜ戦争になった」という箇所への様々な考察は興味深い.
...日本はどうなるのかなあ.