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Diary/2008-9-28

のんびりと

父母が子供にかまってくれるのをいいことにのんびりと.
昼寝したり,本を読んだり.

淵田美津雄

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星亮一著,淵田美津雄 -真珠湾攻撃を成功させた名指揮官-(PHP文庫)
太平洋戦争開戦の真珠湾攻撃のときの空母にのっていた淵田美津雄の伝記.
淵田自身の伝記といよりは,太平洋戦争開戦までのごたごたや,
戦中,戦後の動向についての記述がおおかったためか,
ものがたりとしては,小澤治三郎の伝記の方が面白かったかなあ.
小澤治三郎の伝記にも,年功序列によって
南雲->小澤という出世順序をくつがえせなかったという記述があったが,
こちらでも,その年功序列についての問題が指摘されていて興味深かった.
ところで,淵田と小澤の戦後の活動は対照的ではあるが,
いづれにしても,戦後いたづらに自殺するなどせず,
自身の責任を果すべく活動するところには,
最近辞任の多い政治の世界などを鑑みても学ぶところが多いように感じた.
特に,小澤のキリスト教の伝道師としての新しい生活には,
文中にもさらっと"命ごいなどと軽蔑された"のような表現があったが
実際には,もっと風当たりは強かったのではないかと思う.
最近とみに,"出る杭は打たれる"風潮,しかもインターネットなんかにおける
軽々しいパッシングが多いように感じるけれど,
芯のある,あるいは芯を信じれる行動をとらないとなあ,なんて考えた.
淵田さん自身のミッドウェーや真珠湾に関する著述があるようなので
今度読んでみよう.

東京へ

妻子を残して東京に.

広くすぎて,静かすぎる.